幼少期
15歳
16歳
1958年
1960年
1968年
1982年
1992年
2000年
2011年
2013年
|
浄瑠璃とは全く縁のない家庭に生まれ、2歳の時に両親が離婚。
原因不明の病気を患う母と二人で叔父の家に身を寄せていたところ
小学5年の時に叔父である常磐津仲男太夫に勧められ
常磐津を習い始める。
盲目の名人、常磐津仲太夫師に浄瑠璃と三味線の特別稽古を
小学5年から中学卒業までの5年間、休みなく教えを受くる。
子供ながらに独特の節回しで古典を語る‘語り’の奥深さに魅了され
中学卒業と同時に単身上京。
常磐津16代家元の常磐津文字太夫の内弟子として
常磐津文一太夫を名乗る。
日々の厳しい修行に耐え初めて歌舞伎の舞台を踏めることに。
「芸に王道はない。毎日の稽古はもとより、
声が調子悪くても熱があっても舞台には立つ。
自分に挑戦する中で学ぶしかない。」
と、大事な芸の基本を鍛え上げた。
NHK初放送 邦楽オーディションに合格(戻橋の弾語り)
タテでの放送が始まり、ほぼ毎年40年以上続いている。
NHK邦楽技能者育成会、第6期卒業。
江戸時代からの由緒ある常磐津八重太夫を襲名。
歌舞伎座、国立劇場をはじめ、歌舞伎の一流の舞台に立つ、
訪米歌舞伎団の一員として中村歌右衛門らとともに海外公演に初参加。
「日本の伝統芸能を知らせたい」との願いは、
その後も度重なる訪米、訪欧公演をして実現する。
第一回常磐津八重太夫リサイタル開催
全魂を注いだ舞台は、常磐津の太夫では初の
文化庁芸術祭賞受賞として結実した。
常磐津節無形文化財(総合)保持者に認定
古希より改めて第一回「常磐津八重太夫の会」開催
糸あやつり人形とのコラボレーションなど、
自分への挑戦も含め毎年開催している。
過去の常磐津八重太夫の会 詳細はこちら
春の叙勲 旭日双光章 受賞
今や70人を超える弟子の育成にも力を注ぎ
日本の伝統芸能を通じて人間性が最高に輝く社会を目指し
日々精進している。 |